乱雑文第76回(2011/12/15)
読書記録をブログに移動して二年以上になります。今更ながら、読書記録のブログにもトップ記事らしきものを掲載しました。
そのこともあって、この「乱歩の世界」トップページにある「読書記録」のリンクもブログにダイレクトに接続するように変更することにしました。
なにげに独立した短編は一記事書くことにしたため、とうの昔に本を読み終わっていても、記事を書くのが大幅に遅れがちになっています。
通勤時間が大幅に長くなったこと(着席時間が長く、なおかつ乗り換えが少ない場合に限りそうだが)の最大のメリットは、極めて疲労困憊の場合は除きますが、やはり書物を読む時間が増えたことでしょう。しかし副作用として読書記録の記事更新が全く追いつかないという状況になっているのは先に述べた通りのわけです。この感覚、昔(8年ほど前だったカナ?)に奈良へ通勤していたときを思い出させますね。とにかく私は仕事は理系に属しますが、やはり趣味は断然文系で間違いないのです。悪く言えば中途半端。よく言えばハイバランス。
乱雑文第75回(2011/11/23)
更新内容の詳細を説明するのに、このコーナーを活用する機会が多いですね。実に便利です。さて今回は「海外翻訳版乱歩本紹介」を一部修正したわけですが、その理由(言い訳)を記しておきます。
アジアミステリリーグのDokutaさんのご指摘で10年ほど前に作った翻訳コーナーの誤りについて、ようやく認識するに至りました。
その誤りというのが「台湾語」という表記なのです。
古い話ですが、ページ作成当初(学生の頃)は、台湾で使われている言葉で、同じ中国語でも北京語(簡体字)とは区別したいからという安易な理由で、台湾語でいいだろうと勝手に決めて書いたような感があったような記憶があります。しかしながらその実、台湾語と北京語(中国語)とは別物なのでした。
台湾語は台湾における話言葉として広く普及している言語でありますが、書き言葉については殆どが中国語(繁体字)であり「海外翻訳版乱歩本紹介」の書籍についても中国語(繁体字)なのです。
しかもそもそもからして台湾語はいわゆる中国語とは同種の言語とは言いきれず、つまりは別物として区別されるべき言語なのです。つまりそれぞれ片方しか知らない者同士の意思疎通は極めて困難な言語同士なのであり、中国語(繁体字)の本に対して台湾語の本のように記述していたことは明らかすぎるほどの誤りだったのです。(例として適切かはわかりませんが、ポルトガル語とブラジルのポルトガル語は差異はあるにせよ同じ言語ですが、広東語と北京語は同じ中国語でも別物ですし、カタルーニャ語とカスティージャ語も別物です)この事は5年前に旅行で台湾へ行った時点で少なくとも把握して認識していましたが、よもや「乱歩の世界」-「海外翻訳版乱歩本紹介」コーナーでそのような誤用をしていたこと自体を認識していなかったために、現時点まで間違ったままになっていたというわけです。
このように管理人も無意識のままにある誤りがまだあるかもしれません。明らかな誤りを見つけたら指摘いただけると大変嬉しいところです。(ただし書いた本人以外の指摘では、掲示板など参加型コンテンツの過去ログは直せませんのでご容赦願いたく。以前そのような指摘がありましたので念のため補足)
ちなみにDokutaさんのサイトでは江戸川乱歩の台湾での受容が公開されており、台湾における乱歩ミステリの広がり具合の調査研究成果を時系列でもって把握することが出来ます。戦前の外地における探偵小説の普及状況、そして現在の状況を知ることが出来たため非常に興味深い調査内容だと思います。(ちなみに「江戸川乱歩の韓国での受容」もあり、台湾のページからリンクされています)
乱雑文第74回(2011/11/16)
現在、ブログ版の「読書記録」に論創社「瀬下耽探偵小説選」関連の感想を取りまとめ中です。昔、新青年復刻版(大阪なら市立図書館や府立図書館で読めるよ)で多くの作品は読んでいたものの、また読み返すと一段と違った味が理解出来たり楽しむことが出来ました。多くの分野において再読はお勧め出来ます。ちなみに既に「読書記録」記載済の作品の感想についても密かに追記中だったりします。
瀬下耽とは誰ぞや、という人のために、一言で言えば乱歩と同時代に活躍した探偵小説家の一人です。乱歩の評論集などで戦前作家は取り上げられる場合が多いので、ぜひ乱歩の評論を読んだ後でいいので、戦前の探偵作家達についても興味を持っていただければと思います。
乱雑文第73回(2011/11/13)
先日、天理大学図書館で、乱歩のいわゆる通俗長編「黄金仮面」や「大暗室」といった作品を発表したことでも知られる戦前最も発行部数が多かった大衆雑誌「キング」を何冊かチェックしてきました。(目的は初出誌で読むしかない甲賀三郎作品のチェックですが)。
それで何と約10年近くぶりに「混沌の世界」のメモに記していた「キング」掲載作品を更新しています。
それほど時間に余裕があったわけでもなく、大量に取り出してもらうのには時間もかかるため、昭和12年4月号(4号)及び5月号(6号)、昭和16年4月号(4号)〜6月号(6号)、昭和17年1月号(1号)〜6月号(6号)の11冊になります。
乱歩作品ででは「大暗室」が載っていました。ちなみに他では大下宇陀児や渡邊啓助、海野十三などが掲載されていましたね。
ああ、やっぱり戦前(黎明期)の探偵小説は面白い。さすがに断続した調査にならざるを得ませんが、今後も引き続きライフワークになること間違い無しです。そのライフワークにとっても、天理大学図書館のようなオープンな施設は広範な調査をするには非常に便利なのです。素晴らしいというしかありません。賞賛。
乱雑文第72回(2011/10/28)
先ほど会社の飲み会の帰り、22時半くらいの電車での話。(全く飲まないので素面、という余計な情報を付けて)
車内が適度に空いていて誰も会話していない状況だっただけに、女子高生2人の会話が聞こえてきて、
「ドグラマグラ」「結構古い本」「日本三大奇書の1つ」「夢野久作」「面白い」などの
話の断片が聞こえてきて、思わずニヤニヤしそうになってしまった(怪しい)。
これらは全部1人が喋っている内容で、もう一人はよくわかってない聞き役だったのだが、元々最近の「王様ゲーム」云々と話していただけに、
まさか古いと言っても75年前の小説とは想像もしていないことだろうなァ。
とにかく自分の知る一般的にマイナーな話題が聞こえてくると、
ついつい嬉しくなってしまうのです。ぜひ江戸川乱歩についても赤の他人の話題でも耳にしたいものです。
乱雑文第71回(2011/09/03)
本などにかかわらず、仕事関係以外は、リアルタイムの最新情報を追いかけることができない性分です。
前回書いた通り、2009年ごろに出た「明智小五郎読本」をようやく読み始めている。さすがに一度読み出すとなかなか止まらない面白さだが、圧倒的なサイズで家でしか読めないため、一気に読むことができていないが、それでもとりあえずパスティーシュ紹介のページあたりまで読み進めることが出来た。知っていることも、知っていたことも、知らないことも多く楽しいの一言だ。それにしても平山雄一氏のところは改めても圧巻の一言しかない。また先は長いがじっくり読み進めていくとしよう。古いものが好きというのは、のんびり出来る点がいいところだ。のんびりしすぎると忘却の彼方になってしまうため要注意だが。
乱雑文第70回(2011/09/02)
引っ越し以前はGoogleで「乱歩」で検索すると、一位か二位に表示されていたのですが、今では全く姿が見えなくなってしまいました。
ヒット数が激減しているのはこういう影響かと思います。
ところで、久しぶりに大型書店の探偵小説コーナーに行き、論創社のシリーズがいまだに出続けていることに驚き、水上呂理(読書記録)などの「戦前探偵小説四人集」(Amazon)を購入したのですが、
近接する乱歩本コーナーが目に付き、「明智小五郎読本」(Amazon)が目に付きました。普通なら手にとるところなのでしょうが、考えたことは、「(一年)前に買ったまま、その事実をすっかり忘れていた・・・」という悲しい現実でした。本に限ったことではないですが、買うだけで満足してしまい、そのままというのはよくあることなのですが、今回は一寸問題が違いました。面識があるだけに失礼にも程があります。住田さん、ななこさん、極めて失礼しました。
そして帰宅後、少し探したら発掘です。本屋の袋に入ったままでした。しかも同じ袋から論創社の「瀬下耽探偵小説選」(読書記録、Amazon
)が一緒に出てきたとあっては、笑って誤魔化すしかありません。
とにかく「明智小五郎読本」については、今からでも遅くないとばかりに、圧倒的な質感に圧倒されつつも、読み始めたところなのです。
乱雑文第69回(2011/08/27)
coolのサービス停止に伴い引っ越しを予告しておきながら3ヶ月。ようやく引っ越し作業を済ませました。
(旧URL)http://inat.cool.ne.jp/rampo/ (2012/05/21にサービス終了)
(新URL)http://rampo-world.com/ (このページ)
ブックマーク(お気に入り)やリンクしてくださっている方がいれば、お手数ですが変更のほどお願いいたします。
(値段が異常に急騰するなどドメインやサーバーの更新料を払えない状況にならない限りは、このまま二度と変わることは無いと思います。
)
リンク設定やクイズや掲示板などに不調が現れるかもしれません。その際は掲示板などに連絡いただけると大変嬉しいです。
乱雑文第68回(2011/05/10)
長らく利用してきたCOOL、運営会社が変わったり、URLが変更したり、有料のくせに色々と手間をかけさせてくれました。10年間世話になりましたが、ついに有料版が来年終了してしまうということです。しばらく後に引っ越しをしようとおもっています。
実は先日独自ドメインも取得しました。年間1000円未満です。一日3円にも満たない値段。安くなったもんです。(別途レンタルサーバーが要りますが、他に使っているものが流用出来るので)
引っ越し予定地は、http://www.rampo-world.com(wwwは多分付けない)となります。
今はアクセス不可能です。rampo.infoとかも残っていたんですが、あえて止めておきました。狙っている人にはチャンスかも知れません。
ちなみに甲賀三郎の世界はhttp://www.kohga-world.comとなります。
正直色々とめんどくさい・・・。
乱雑文第67回(2010/12/13)
更新が一年ぶりです。乱雑文を書くのは一年3ヶ月振りという体たらく。お久しぶりというか忘れたころにひっそりと更新するようなサイトに存在価値があるのかわかりませんが、気にせず維持して参ります・・・。
大したネタがあるわけではないのですが、最近、藤子・F・不二雄全集が刊行中ということもあって、なんぼか読んでおり、結構マイブームになっています。その中でも最高傑作シリーズに挙げるのが「パーマン(お勧めは1巻、2巻、7巻、8巻)」です。実は「パーマン」の漫画は読んだ記憶がなく、アニメも20年以上前の記憶しか無くてコピーロボットが印象的な単なるヒーロー活劇という記憶ばかりだったのですが、ところがどっこい、家族や友達など誰にも明かせない正体など自己矛盾と葛藤、悲哀などを孕んだ非常に深い人間劇ということに気が付かされました。さて、このパーマンについて延々と語りたいけどここで語るわけにはいかないので、乱歩に関係するところを挙げていきます。
何と言っても、怪人千面相です。初登場は昭和42年夏頃だったようです。名前の通り怪人二十面相のパロディで、変装の達人。最初期は二十面相同様に家屋の落とし罠による殺人も厭わない悪人ぶりも見せましたが、後には盗みが目的というよりも、ライバルのパーマンとの戦いを楽しみつつ厳重な警備を越えて魔法のように盗むこと自体に楽しみを覚えていきました。初登場の時期は乱歩が不帰の人となって二年後くらいです。もちろん当時は怪人二十面相と言えば誰もが当たり前に知っている希代のスーパー悪役だったので、ここから勝手な想像になりますが、オバQが大ヒットして世に知られはじめた藤子不二雄もパロディとして登場させたものだと思います。それにあくまでコンビを組んでいた藤子不二雄A作になってしまいますが、乱歩生前にも「怪人二十面相」という漫画も書いていました(しかも少年探偵団シリーズでもおなじみの光文社の「少年」昭和35年頃)。(所持していますが実家に置いているとこういう時に不便です。)それらを踏まえると、やっぱり藤子不二雄も江戸川乱歩の影響を多大に受けたんだとあまりに容易に想像できるというものでしょうか。ちなみにこのパロディキャラ千面相を、藤子・F・不二雄は既に確固たる地位を築いた昭和60年くらいの新パーマンの時にも登場させていたと言う点も付け加えておきます。
乱雑文第66回(2009/09/09)
石井輝男監督の「盲獣VS一寸法師」の名前をこういう形で目にすることになったのは悲しいばかりである。公開当時に映画館で視聴しただけにその感慨も余計に強いというもの(さすがに全く気がつかなかったが)。
話は、民主党の新人議員・田中美絵子議員(森元総理と戦った人)が「盲獣VS一寸法師」に出演していたという過去があったという芸能ニュースにある。普通に考えると、別に映画出演自体は全く問題があろうはずもないのだが、この田中議員は職歴について多くを隠していたために問題が大きくなってしまった。当然この「盲獣VS一寸法師」出演についても公表しておらず、結果スクープとしてYAHOOニュースなど芸能ニュースに大きく扱われてしまったために、乱歩や映画の内容とは関わりのないところで乱歩の名前が出されて副次的に胡散臭い話題として扱われてしまったのはあまり面白いことではない。
そもそも田中議員が隠していたのが問題の根源に他ならず、非常に迷惑な話としか言えない。半ば冗談だが、田中議員もどうせなら選挙中に「盲獣VS一寸法師」出演歴も含めてアピールすれば世の中の猟奇者たちが喜んで支持をしたかもしれなかったのに残念である。いずれにせよ俳優としての職歴を挙げていれば、今回の問題は発生しなかったと思われるだけに、これ以上おかしな記事が続かないことを祈るばかり。
乱雑文第65回(2009/07/24)
乱歩同時代作家を探偵小説集として、非常に秀でたものが揃っていたちくま文庫の怪奇探偵小説名作選シリーズがいつの間に品切れになっていることにようやく気がついた。創元推理文庫のシリーズや国書刊行会のシリーズ、光文社の幻の探偵雑誌シリーズなどがロングランで現役なだけにかなり残念な話だ。確かに部数は僅かしか出ないとは思うので仕方がないという気持ちがある一方で、品切れは非常に残念に思ってしまうのだ。それでもちくまのことだから、品切れ解消の時期も来るかも知れない。期待するしかあるまい。
乱雑文第64回(2009/07/15)
乱歩クイズの問題を順調に増殖中。この調子で総計500問くらいを目指したいところです。
おかしなクイズ問題もあるやも知れませんが、どうぞ暇なときにでも挑戦してみてください。
それと話は変わりますが、携帯サイト版「乱歩の世界」を作ってみようかしらんという計画もあります。まぁ幸か不幸かBusyになるまではこんな調子で更新しまくりでしょう。
乱雑文第63回(2009/07/04)
はっきり言って数は全然そろっていないが、私の書いたネタばれ感想を一同に集めて、コーナー化してみた。というのも今までネタバレ感想にアクセスするには「小説作品集」コーナーで該当小説のページに到達しなければいけなかったためでもある。数についても機会を見て充実を図っていきたいところだ。
それにしてもコーナー新設の煽りを受けてコーナー予定地として長きにわたって君臨していた「乱歩小説登場人集成」の文字がついに消されてしまった。元来、乱歩小説登場人集成とは、乱歩作品に出てきた登場人物を一人100文字ずつくらいでまとめあげる予定だったのだが、いかんせん全く対応しきれていないのが現状だったのだ。これも機会があれば何とか作り上げたいという気持ちはあるのだが。
そういえばコーナー予定地を潰されたといえば、数日前の乱歩クイズを作ったことにより、「人気投票」予定地も潰してしまったことも触れておかねばなるまい。これもまた2002年頃にやっていた「作品人気投票」コーナー復活を期した予定地ではあったが、結局今まで復活することはできなかった。クイズを復活にあたり、スペースがなかったこともあった事情で、「人気投票」予定地は潰されてしまったわけだ。
ただこれらの予定地が潰されたからといって、全く新設や復活がないとは言い切れない。多少いい加減な話のようだが、クイズのようにその場の気分で今後も変わっていくだろうと思う。
乱雑文第62回(2009/07/01)
東京市のページを久々に更新し、15区時代の区及び35区を構成することになる町村の人口を付記した。これを見ると、東京市編入直前の荏原町(「えばら」と読みます)や渋谷町、西巣鴨町、滝野川町は10万人を超えた町となっているのも驚きだが、実はこの時代、(むろん当時の市域は狭いとはいえ)川崎市や浜松市ですら10万人しかいなかったことを考えると、相当凄まじい数字であるとわかるというものだろう。戦前の乱歩作品とは切っても切れない東京。こういう数字も興味深いものである。
乱雑文第61回(2009/06/28)
突然ですが、乱歩クイズを7年半ぶりに復活させました。当時を知る人も殆どいないとは思いますが、いたとしても忘れていると思います。当時の協力者の方に改めて感謝しつつ、問題についても一部階級を調整しつつもほぼそのまま使わせていただきます。さらに復活ついでに60問ほど問題を追加しました。追加していて従来の問題に重複してしまうことがあったりするなどクイズを作る時の発想力は時が経てどもそうそう変わらないようです。
乱雑文第60回(2009/06/25)
先日、あの二銭銅貨、算盤が恋を語る話の暗号化、復号化出来るジョークソフト「偽ンど〜か?」がフリーソフト紹介で有名な窓の杜で紹介されました(こちらの記事)。まさか取り上げられるとは思いませんでしたので、かなり驚いています。これで試してくれた人が大幅に増えたと思うので嬉しい限りなのですが(笑)。
よし、これはやる気が出てきた。次は「悪霊」の暗号ソフトを作るぞと意気込むものの、それこそはご冗談にも程がある言動なのでした…。
乱雑文第59回(2009/06/17)
「孤島の鬼」の鬼は単数形なのか、複数形なのかを何となく考えてみました。普通に考えると複数形が相応しいようにも思えます。しかし複数形と考えた場合の彼らは果たして恐ろしい鬼だったかを考えると、それを否定する論理を作り出すことも難しくないかもしれません。その一方で明らかな鬼は確かにいました。そのあまりのおぞましさを考えると、乱歩の他作品に出てくる数多い鬼たちをも凌駕しているしか言えますまいと思います。もちろん乱歩の「鬼」の意味合いは多彩なものがありますが、何とはなしに「孤島の鬼」に当てはまりそうな鬼について考えてみたわけでした。
乱雑文第58回(2009/05/30)
たいへん地味な更新を行いました。見た目はわかりませんが、2000〜2002年くらいのページの中のタイトル未設定ページについて、タイトル設定を行いました。あのGOOGLE等のタイトルで表示される奴です。大量にあって驚きました。それにしても昔の記事はかなり恥ずかしいものです。時たまこれは自分で書いたのかと思ってしまうほど関心する文章もあるのが一抹の救いでしょうか(笑)
乱雑文第57回(2009/05/22)
「二銭銅貨」「算盤が恋を語る話」の暗号を作成/解読出来るフリーソフト「偽ンどーか」1.01がvectorからダウンロード可能になったのでお知らせします。こちらの紹介ページからダウンロード可能です。今回の乱雑文はこれだけ。
乱雑文第56回(2009/05/20)
前回から一ヶ月間が空いてしまいました。誰か遊んでくれていたらいいのですが、ジョークソフトの「偽ンどーか」をバージョンアップしました。vectorに登録後(数日後)に再度連絡します。
今回は「二銭銅貨」に加えて、「算盤が恋を語る話」の暗号に対応しています。
ちなみに「算盤が恋を語る話」は以前からのお気に入り作品です。秘密通信を自分勝手に行っている心理も微笑ましくも不気味で滑稽ですし、初期短編でよく見られる最後のオチについても不思議な残酷さを感じるほどに効果的です。犯罪者が犯罪露見を期待するアベコベな心理に似ているようで、ポジティブ願望かネガティブ願望かという点では正反対で、とは言っても算盤がポジティブと言えども恐ろしく卑怯な待ちをしているだけというのだから何とも滑稽な感じです。まぁ、だからこそ最後のオチが効果的となり、印象深い作品になっているのでしょう。
乱雑文第55回(2009/04/21)
乱歩の選んだ...コーナーの目次分がやっと完成しました。これで参照していた書籍を引っ越し用の段ボールに詰めることが出来ます(笑)。あとは全部に梗概感想を追加すれば...完成への道は長く険しいようです
乱雑文第54回(2009/04/20)
ぷろふいる乱歩ファン登録所に頂戴しましたデータ(2009/03/08まで)について、前回発表しましたる短編ランキングに引き続き、好きな長編の部を一大発表します。
孤島の鬼 | 50 | 化人幻戯 | 3 | |
パノラマ島奇談 | 13 | 吸血鬼 | 3 | |
黒蜥蜴 | 13 | 人間豹 | 3 | |
陰獣 | 9 | 大暗室 | 3 | |
一寸法師 | 12 | 蜘蛛男 | 3 | |
十字路 | 6 | 緑衣の鬼 | 3 | |
魔術師 | 6 | 暗黒星 | 2 | |
ぺてん師と空気男 | 5 | 湖畔亭事件 | 1 | |
闇に蠢く | 5 | 三角館の恐怖 | 1 | |
影男 | 5 | 白髪鬼 | 1 | |
黄金仮面 | 5 | 幽鬼の塔 | 1 | |
地獄の道化師 | 5 | 妖虫 | 1 | |
盲獣 | 5 | 猟奇の果 | 1 | |
幽霊塔 | 5 | |||
特になし | 4 |
乱雑文第53回(2009/04/16)
ちょっと気になったので、乱歩ファン登録所ぷろふいる≠ナ登録いただきました人気作品を集計してみました(2009/03/08まで)。
さて、その結果は...
まず短篇の部からランキング的に記載すると、以下の通りとなりました。
押絵と旅する男 | 19 | 月と手袋 | 4 | |
人間椅子 | 17 | お勢登場 | 3 | |
芋虫 | 16 | 踊る一寸法師 | 3 | |
二銭銅貨 | 14 | 特になし | 3 | |
心理試験 | 12 | 黒手組 | 2 | |
鏡地獄 | 8 | 毒草 | 2 | |
D坂の殺人事件 | 7 | 木馬は廻る | 2 | |
虫 | 7 | 疑惑 | 1 | |
白昼夢 | 7 | 双生児 | 1 | |
目羅博士 | 7 | 防空壕 | 1 | |
算盤が恋を語る話 | 6 | 火星の運河 | 1 | |
人でなしの恋 | 6 | 兇器 | 1 | |
赤い部屋 | 6 | 指 | 1 | |
屋根裏の散歩者 | 5 | 石榴 | 1 | |
何者 | 5 |
乱雑文第52回(2009/04/11)
ちょっとホームページ作成技術の専門的な話をするけど、基本的部分を10年弱前に作成し、その当時はブラウザ間の格差が激しくてCSSは一般的に使いにくかったし、それ以前に私がホームページビルダー等のソフトで編集かけていたものだから、正直どのページもHTML文は情けないくらい極めて汚い。無駄なタグだらけになってる。そこで、今回デザイン変更した「乱歩の選んだミステリ」は元々最近増やしたコーナーで作りも手抜きとしか思えないくらい超シンプルだったこともあり、CSSをまともに導入してみた。(実際は「偽ンどーか?」(ソフト紹介しつこい(笑)のサイト等で使ったものの流用ではあるが)。この調子で全部デザイン見直しを行いたいところだが、修正せねばならぬ数がたくさんすぎて面倒でなかなか難しいところだったりする。結論は直さない。直せない。残念無念ということになってしまった。ただ今後は少しは気を付けていく所存。
乱雑文第51回(2009/04/07)
ほんのご冗談ソフトとして二銭銅貨の暗号化を一部実現するWindowsアプリを作ってみました。一部としたのは実は真のご冗談変換機能は搭載してないからですね。このサイトで興味を持たれなかったら誰にも相手にされそうもないので是非遊んで見て欲しいところです(笑)。履歴書から行けるSoftinat製造所というところにあります。直接のリンクはこちら。色々な意味で偽ものだからという意味で「偽ンどーか?」というセンスのかけらもないネーミングのソフトとなっております。
もうちょっと内実を明かせば、実は元の名前は「エドラン・コード」として2006年頃に作りかけておりました。あのダ・ヴィンチ・コードが流行っていた時期ですね。ただその後、ご冗談機能の実装方法を考えてみたり、点字にアルファベットやら外来語対応やら数字やら色々ややこしいものがあることを知ったり、単純にあまりのナンセンスぶりに作るモチベーションが保てなかったこともあり放置していました。更に元々の構想では黒手組や算盤等の暗号も含めようとしていたことが思い出されます。今回あっさり完成させた「偽ンどーか?」では結局それらの構想は全て破棄し、「二銭銅貨」の南無阿弥陀仏が変換でき、元に戻せることだけを主眼としました。本来はこの程度のものなら尚更WEB上だけで遊べればいいんでしょうけどね。ちょっとそちらの知識不足なのが残念です。
ところで話は変わりますが、サイト内検索をgoogleに変更しました。従来のものは自力で[「namazu」というものを設置したものでしたが、構築方法をすっかり忘れていまった上に更に古いバージョンのもののままでしたので、他サイトでの某作戦のついでにgoogleに変更しました。