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No[2264][Subject] というわけで「幻調乱歩4夜明けに怯える怪機城」アーカイブ配信で観ました。 2025/09/07[日]-21:53:59 この書き込みにレスを
  小笠原功雄・正恵  
赤い333ⅿの鉄塔「東洋タワー」を背景とした高度経済成長期。
幻魚の細胞によって不死身となった「魔術師」と呼ばれる姫川博士、明智小五郎の人格と共生する少年探偵シャオリンは、各々、細胞が不老不死ではなく、死が迫っていることを自覚しています。
 一方、大企業ヤマダ電機開発の社長テヅカアキラは、治療ミスで死んだ妻の死体を保管し、生き返らすべく、永久機関を内蔵した「黄金の腕時計」の探索の為「怪盗一寸法師」を雇い、彼に自ら開発した「電人」=ロボットを提供しています。このロボットは、普及し出したがまだ放送時間制限があるテレビ電波を利用したラジオコントロールで操縦されています。
 花崎マユミ探偵事務所所長は、放送作家としてラジオドラマ「花の少年探偵団」がヒット。元明智の相棒岩井三郎もまだ元気です。
 港区の富裕層の家に押し入り、黄金の腕時計を探す「怪盗一寸法師」と電人たちを追ったシャオリンは、姫川博士に拉致された時に、やはり迫る死による不調で意識を失い、代わりに出てきた明智小五郎人格は、姫川博士、さらに二十面相を追う目的で一時手を組んでいる黒蜥蜴=縣みどりと、明智の意識を取り出し体を与える代わりに、その為に必要な純石英鉱石を手に入れる取引を持ち掛けます。
 明智も二十面相を追いたいので、取引に応じ、シャオリンが意識を失っている間に、姫川博士が作った、一時的延命処置として、ある波長の電気刺激を与え続ける装置を体につけて「怪人二十面相」を名乗り、これを盗み出します。
そして明智は、シャオリンから離れ、復活しました。
これを知らず目覚めたシャオリンは怪盗一寸法師を追うために、姫川博士、黒蜥蜴と一先ず協力、捜索してテヅカアキラにたどり着きます。
「黄金の腕時計」の永久機関=永久磁石が地軸に反応して動き続ける=を手に入れたテヅカはこれを妻の新しい体、電人に装着、後は妻の記憶を外部記憶装置から移植しようとしますが、ここで電人にずっと化けていた本物の怪人二十面相が正体を現します。
これで死を克服できた二十面相は逃亡。
しかしテヅカには、妻の記憶装置板が残っています、それは、膨大な記憶を蓄えるために「東洋タワー」の鉄塔全体と接続していた、つまり鉄塔全体が妻の記憶装置だったのです。
さらにこの事態に狂ったテヅカは、この装置から、放電で発火する爆弾を発射できるように仕組んでいました。これを妻を死なせた医療関係者が存在する場所へ打ち込もうとしましたが、姫川博士の指示により、シャオリンが接続ケーブルを切断して危機は止められました。
シャオリンは新しい電気装置をつけようとした姫川博士を拒絶、自分の力で生きていくと宣言して皆の前から姿を消します。
※いやあ、いつものことながら入り組んだストーリーで私の粗筋なんか読んだところで理解できるか、そもそも私がちゃんと展開を把握していたか、今回も自信はありません。しかもこれでも謎解き部分を先にネタバレ説明しているのですよ。
とにかく、乱歩ワールドを、密度を濃〜く脚色をしたノスタルジックなSFミステリーです。

Re:[2264][Subject]  2025/09/07[日]-21:56:48
  小笠原功雄・正恵  
文頭が文字化けしましたので訂正を。「赤い333メートルの鉄塔」です。

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