秋なすび　甲賀三郎
「ながれ」昭和十三年十一月一日発行、第一巻第四號
発行所「ながれ」出版部　東京市本郷區駒込千駄木町五九
☆編輯だより☆抜粋
　文藝欄には、例によつて一流の大家甲賀三郎、加宮貴一、岡田（示＋貞）子、阿部保諸先生の玉稿を得ました。甲賀三郎先生については申すまでもありますまい。わが國探偵小説界の巨匠として日夜お多忙のところ、特に本誌の乞ひをお容れ下さいました。非常に含蓄のある面白い文献で、先づ編輯部一同、大いに愛讀した次第です。