皆さんお待ちかね（？）のコアマガジン刊でございます。
知る人ぞ知る作者（これまた知る人ぞ知るハヤカワファンタジイ叢書やＳＦ文庫を揃えている程のＳＦマニアらしい）。
人によっては心臓と胃に悪い？。
グロテスクとシュールとナンセンスと奇想とバカミスが混在しながら、ペンタッチは端正で、ストーリー構成は理知的。
今巻のストーリーは二十面相様親娘そのものは吹っ飛び、冒頭以外出番なし、少女探偵江川蘭子の活躍（※なんてストーリーなぞってもほとんど意味ない）。
今回も乱歩ワールドのオマージュ？が複合的に錯綜する（一巻同様もう私の評価能力は及ばない）のに加えて様々なパロディが挿入されて、文字通り独走していくかのごとき勢いです。