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No[2166]
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江戸川乱歩名作朗読劇『少年探偵団-化人幻戯‐』観てきました
2024/09/04[水]-18:39:14
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小笠原功雄
というわけで、9月の乱歩月間?口開け、新宿紀伊国屋サザンシアターに観に行ってまいりました。客層は若い人達が多くて、やっぱり芸術系かな、という感じでした。パンフレットより、演出の深作健太(かの故・深作欣二監督のご子息)のコメントを引用しますと『乱歩三部作完結篇』『成長した小林芳雄を登場させ(中略)青春の終わりの物語を描きます』『(原作は)戦後の混沌を描こうとする新しい趣向がふんだんに盛り込まれています』etc.
パンフレットの冒頭には、乱歩自身の有名な原作について卑下した慨嘆がわざわざ?引用されており、その上で同作に挑むという意気込みを感じました。なにしろ私自身が、名だたる先達の評価の低い同作を何故わざわざ?と思っていたぐらいですから、こういう積極的な評価もあり得るのかと反省しました。
以下ネタバレあり。
展開は基本的に化人幻戯の原作通り、そこに「青銅の魔人」でプロローグ。庄司武彦に小林芳雄を当てて、召集、参戦で傷ついた青年として描き、戦争の背景を強調。二代目小林芳雄、花崎マユミ、ポケット小僧、明智文代、二十面相迄登場。大河原由美子の異常性をさらに強調して後味の悪さを濃くしています。
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