五階の窓

登場人物
(第一回の乱歩執筆分のみ)
北川,西村陽吉株式会社社長,桝本職長,タイピストの瀬川艶子,会計の野田幸吉,新聞記者の山本次郎,探偵小説家の長谷川とん(弓+享),他Sビルディング関係者,石垣という建築士,警察関係者など

主な舞台
(第一回の乱歩執筆分のみ)
Sビルディング,カフェ

作品一言紹介
『新青年』大正十五年五月から十月まで連載。
本格探偵小説形式で、懸賞小説にもされた。江戸川乱歩→平林初之輔→森下雨村→甲賀三郎→国枝史郎→小酒井不木でリレーし、五階の社長室から落ちて墜落死としたと思われる西村社長の事件を中心に展開していく。詳しくは新青年復刻版の感想の該当の部分を読んでいただきたい。大正十五年の感想である。

章の名乱舞(参照は本の友社の新青年復刻版)
(一)から(五):江戸川亂歩
(六)から(一〇):平林初之輔
(一一)から(一四):森下雨村
(一五)から(一六):甲賀三郎
(一七)から(二一):國枝史郎
(二二)から(二五):小酒井不木

比較的最近の収録文庫本
講談社文庫・江戸川乱歩推理文庫『畸形の天女』(乱歩分のみ)
春陽文庫・合作探偵小説『五階の窓』


(注意)残念なことに講談社文庫は品切・絶版中・・・


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