盗難


登場人物
私,主任,警官二人

主な舞台
N市,Y町

作品一言紹介
商才に長けた某新興宗教の主任は増築名目で信者から金を徴収したが、ある日、その金を盗むという予告状が届いた・・・・・・複雑怪奇な盗難事件。

著者(乱歩)による作品解説(ちくま文庫引用)
週刊「写真報知」大正十四年五月ごろの号に発表。どこか落語を連想させる軽い読物である。私は昔から、探偵小説と共に落語が大好物であった。両方ともドンデン返しと「落ち」のある点が近似しているからであろうか。この作にはその私の二つの好物が混じりあっているように思われる。

※(註)自注自解では、週刊「写真報知」とあるが、正しくは旬刊(毎月の五,十五,二十五日と十日ごと発行)である。五月ごろの号とあるのは、その通りで正しく、より正確に書くと、五月十五日発行の号(第三巻十四号)。


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