堀越捜査一課長殿


登場人物
堀越貞三郎,花崎正敏,北園壮助,大江幸吉,木村捜査主任,弓子

主な舞台
渋谷など

作品一言紹介
ある日、警視庁の堀越氏に一通の手紙が届いた。表を読むと、北園氏自身の死んだ後に出すように友人の花崎氏に頼んでいたものという。堀越氏は北園という名前に記憶に引っかかるものを感じていたが、中身を読んでみると五年前の迷宮入り事件の関係者とわかり、その手紙をお終いまで読むことで細かいところまで真相がわかるという・・・・・・・・・・・・・・。

章の名乱舞(参照はちくま文庫)
【異様な封書】【前段】【後段】

※(異本たる春陽堂バージョンに於ける異章題)
異章題は無し

著者(乱歩)による作品解説(ちくま文庫引用)
「オール読物」昭和三十一年四月号に発表。この作も「月と手袋」と同じような方向を狙ったのだが、相も変わぬ一人二役トリックに新味がなく、失敗の作であった。


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