人でなしの恋


登場人物
門野,京子(私,語り手),女

主な舞台
特に記載なし

作品一言紹介
京子は門野と結婚後半年ほどして、夫の門野の様子に違和感を覚えた。門野は元々人付き合いが異様に少ないなど変人として有名だったが・・・・・・。違和感の理由でもあったその人でなしの恋の正体とはなんであったか!?

章の名乱舞(参照はちくま文庫)
一から十まで

※(異本たる春陽堂バージョンに於ける異章題)
1から10まで

著者(乱歩)による作品解説(ちくま文庫引用)
「サンデー毎日」大正十五年九月ごろの号に発表。「サンデー毎日」にはこの年の春、「湖畔亭事件」の連載をたびたび休載して迷惑をかけていたので、この短篇の依頼には、なにかいいものを書きたいと、気を入れて執筆したのだが、「屋根裏の散歩者」などのような奇抜な着想でなかったためか、編集者にも読者にもあまり歓迎されなかったように思う。しかし、私自身はやや気にいっている作品の一つである。

※(注)実際には、十月の「サンデー毎日」秋季特別号に収録である。


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