《乱歩の世界》何でも掲示板

という訳で購入しました。第一回配本は「陰獣」「目羅博士の不思議な犯罪」そして「偉大なる夢」①巻。「陰獣」はまだ？原作に沿っていますが、他2冊は思い切った脚色をしています。そしてこの脚色が本当の狙いのようです。「陰獣」に乱歩のお孫さん、平井憲太郎氏が後書きを寄せていまして、乱歩も父（平井隆太郎氏かな？）も「二次使用」には寛容だった、そのおかげで乱歩作品を普及し、これまで来た、という内容でした。
脚色と同時に注目すべきは、電子版は縦スクロール配信であることを謳っていることです。「陰獣」以外は、紙版でもカラーで明らかに電子版対応のコマ割りでした。好悪賛否は別にして新しい形態に対応を試みている、という点で注目です。

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