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No[2098]
[Subject]
という訳で、江戸川乱歩朗読劇 幻調乱歩2 『自決スル幼魚永久機関』
2023/10/08[日]-23:44:30
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小笠原功雄
アーカイブ配信を観た感想です。
時は昭和十六年、二カ所で十五年前の回想。一方はかつての明智小五郎のパートナー岩井三郎とかつての少女探偵花咲ユメ子。聞き手は「黒蜥蜴」。他方はかつて魔術師と呼ばれた隻眼の科学者、聞き手はかつての部下で、生命の謎の究明に憑りつかれた魔性の女科学者。
そこれで語られるのは、大正十五年=昭和元年、インドの謎の秘宝、不老不死の呪いの幼魚を巡る怪人二十面相と女科学者の暗闘。
幼魚を盗み出した二十面相は、女科学者の謀略で、撃たれた出血と幼魚が混ざり合い、不老不死の体となりましたが、幼魚と共に女科学者に拉致されます。
女科学者は密かに幼魚と二十面相を研究して、二十面相を傀儡にし、子供たちの体と血、幼魚を使って人体実験を繰り返し、明智を殺害、拉致し、明智の体を使って十年をかけて、培養液から全く新しい生命体=人造人間を作り出したのです。しかも目覚めた明智は、飛び切りの美少年になっていました。彼は頭の中には本来の明智の人格と記憶を併せ持つ二人になっていました。
明智の計略で少年明智はシャオランと名乗り、女科学者の下を脱出し、再度、女科学者の隠れ家を襲撃します。
一方、二十面相も密かに心身を回復させており、女科学者を殺害、復讐します。彼は、明智達に「甘粕正彦を追え」というメッセージを残し、爆死と見せかけて、彼女の遺体と共に培養液に飛び込み、彼女の体を再生、同化します。
※実は二十面相は甘粕と黒蜥蜴の間の子として生まれながら、捨てられて生きのびてきたらしいのです。
明智=シャオランは、甘粕を追って大陸へ。一方、女性の姿となった二十面相は「これからこの国に正義を行う」と宣言し、いずこかへと去っていきます。黒蜥蜴はこれから二十面相を殺し続けることを決意して、その後を追います。
※お気付きでしょうが、原作の二十面相の反戦意識から、これからの戦争で罪を負うべきなのに隠れている者達に罰を下すつもりのようです。他にも「電人M」が引用され「遠藤粒子」もセリフに出てきました。
という訳で・・・いやあ、私の粗筋でお分かりになったか?全く自信がありません。極めて凝りに凝ったシナリオで、私自身まだ混乱気味です。
しかし、映像になると損なわれる乱歩の「語り」の魅力が朗読劇だと、禍々しい台詞となって活かされているなあ、と思いました。乱歩の原作の要素が解体、再構築されて、作劇そのものが乱歩の人造人間と化していたかのようでした。
※但し、私の「二十面相LOVE」とは言い難い。二十面相がかなり悲惨な目にあっていましたので。
Re:[2098]
[Subject]
2023/11/14[火]-23:48:08
小笠原功雄
訂正:花咲ユメコ なんて書いちゃいましたが、間違いです。勿論「花崎マユミ」です。
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