「江戸川乱歩『悪霊』＜完結版＞を、カバー画に惹かれて、買いました。

乱歩に未完作があったんですね。事件が起きたのに、解決されないまま、中断されています。本書では、乱歩の未完作のあとに、著者の補完作を載せるという構成をとっています。乱歩が書こうとしていた「悪霊」とは、どのような作品だったのか。

衝撃的なカバー画ですが、本作を全て読み終えたあとに、この「絵」をもう一度見ると、「なるほど」と思います。

この本は、挑発的なカバー画といい、原文の「差別用語」をモロに載せる構成といい、「自粛ムード」に陥っている出版業界に対し、一石を投じるものになるでしょう。

大槻ケンヂさんも、ツイッターで「江戸川乱歩『悪霊』＜完結版＞」を
取り上げています。


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