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No[2016][Subject] ようやく「二十面相暁に死す」です。 2021/05/07[金]-21:40:38 この書き込みにレスを
  小笠原功雄  
でもってw辻真先先生の新作、光文社です。タイトル通り二十面相死す!ってことはありませんwのは言うまでもないとして、先述した「焼跡の二十面相」に続いて、今度は明智と二十面相サマが最初から活躍しますが、やはり戦中派の辻真先先生が少年時代に直に見た戦後の荒廃と復興の光景を小林少年の視線と乱歩の少年探偵シリーズの文体を借りて批判的に描いた作品です。そしてそしてw二十面相サマと明智が正面から対決する話ではないです。二人が対決するのは辻真先少年が批判の目を向ける大日本帝国という時代を支え敗戦後も責任を取らずにのうのうと生きる「大人」です(※ひょっとしたらその大人達の中には明智も含まれているかもしれない)。
 といっても、決して固い作品ではなく少年探偵シリーズのパスティーシュとして一級のエンターテインメント作品です。
なにより私的にはやはり「二十面相LOVE」作品です。但し北村想先生「怪人二十面相伝」のように二十面相サマが手前で活躍するのではなく、うがち過ぎかもしれませんがあの、小原愼司先生の漫画「二十面相の娘」、がアニメ化された時の主演声優、平野綾さんの「おじさん!」にインスパイア、さらに加えてもしかしたら「柚木まい」さんにも?と(何故かは読むと分かりますw)と楽しく読みました。


Re:[2016][Subject] 誤解無いように〜 2021/05/08[土]-21:09:15
  小笠原功雄  
念の為、補足しておきますが、乱歩パスティーシュ小説の「柚木まい」さんです。他メディア、ジャンルでも同名の方々がいらっしゃるようですが。
Re:[2016][Subject]  2021/05/15[土]-10:49:39
  ななこ  
二冊続けて読みました。面白かったです。永遠に読み続けていたいくらい(笑)他の方のパスティ―シュでは、小林君は大陸で亡くなっていたので、戦後まで逞しく生き抜いている姿を見て嬉しかったです。

ちょっと思ったのは、明智先生の薫陶を受けている小林君なら、戦時中も冷静に時代の推移を見ていたような・・・。でもおそらく辻先生は、敗戦に衝撃を受けた「軍国少年」が、そこで初め軍部と政府の欺瞞に気づいて憤る姿や、そこから新たな志を抱いて戦後復興を担っていく、当時の等身大の若者の一人として彼を描きたかったのでしょうね。

ストーリ−は起伏に富んでいて、特に二作目は、アクションも派手だし、一つ一つの場面に華があって映像化してもとても映えそうです。
何より、一作目は二十面相が、二作目は明智先生がすこぶる素敵でした。小林君は二作を通して、思春期らしさを炸裂させていて微笑ましかったです。彼はきっと将来すごくいい男になるだろうな〜
柚木ミツルちゃん(笑)も、とってもチャーミングでした。


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