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投稿時間:02/10/30(Wed) 17:20
投稿者名:apple
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タイトル:「パノラマ島奇談」
この小説が書かれたのが大正末期〜昭和初期?らしいですが、
この時代で既にテーマパークのようなことを小説でやっているので
、すごいと思いました。

印象的だったのは、
海底の中にアクリルかガラスで筒状の、人間が歩ける道を作ってそ
こから上下左右泳ぐ魚を見るというもの。とても綺麗なんじゃないで
しょうか。
それと、最後に主人公が「自分が花火になって」飛び散るというシ
ーン。打ち上げられた血や肉片が花火のように飛び散る様子は何とも
「不気味な美しさ」なんだろうなと思いました。


主人公「人見公介」は変人かもしれないけど、ある意味すごい人だ
と思えます。普通そんなこと「できないし、やらないだろう」という
のが現実ですが小説の中ではそれが可能になったんですね。
しかし、人殺してまで、自分の願望を叶えたいというのは物凄いバ
イタリティですね。