乱歩作品名言集過去ログ5 |
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今夜か。明日の朝か。もう貴様の運の尽きは見えている。ワハハハハハ、わしはそれを思うと、小気味がよくて、小気味がよくて、ワハハハハハ | ||
流舞乱さん. | 2002/09/03 01:11:29 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:大暗室 発言者:久留須左門 思いっきり愉快になれる台詞です(笑)。 |
だが、それはなんという奇怪な光景であったろう。この恐ろしい刹那、総立ちになった数千の見物は、彼らの胸騒ぎに引きかえて、その表情は、揃いも揃った笑い顔であった。セルロイド製「レビュー仮面」のほがらかなえがおであった。その数限りもない笑いの面は、江川蘭子の恐ろしい運命を、さもおかしくて堪らぬように、声を揃えて笑いこけているかのように見えた。 | ||
流舞乱さん. | 2002/08/30 21:57:16 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:人間豹 発言者:語り手 この「レビュー仮面」(創元推理文庫版の嶺田弘の挿絵は見事!)ほど、人間世界の虚 偽を象徴しているものはないでしょう。一見、幸せそのもののニコニコ顔には「"残酷" を娯楽とし"他人の苦痛"を見世物とし、慰めとする」(魯迅)多くの腐敗した現代人の 醜い素顔が表れているのではないのでしょうか。 |
弘ちゃんのために、プロ-ジット! | ||
流舞乱さん. | 2002/08/30 19:16:22 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:人間豹 発言者:恩田 ほんと、コワイイ(怖くて可愛い)奴ですね(笑)。 |
会わせてください。でないと、僕、自制力を失ってしまうかもしれません。僕を怒らしちゃいけないのです。ごらんなさい。僕の口を、僕の口を。 | ||
流舞乱さん. | 2002/08/29 23:48:13 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:人間豹 発言者:恩田(人間豹) この凶暴なまでの自己中ぶり...今の時代、どの世界でもこういう奴が 多くなってきたと思いませんか(笑)。 |
怖い。僕、怖い | ||
甲子太郎(かしたろう)さん. | 2002/08/16 10:50:04 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:孤島の鬼 発言者:蓑浦金之助 理由:極限状態に於いてとは云え、25歳にして違和感なくこの台詞を言ってのける青年は、そうは居りますまい。 読み返す度に微苦笑を抑えられない僕をお許しください(?)。 |
物質的な証拠なんてものは、解釈の仕方でどうにでもなるものですよ。いちばんいい探偵法は、心理的に人の心の奥底を見抜くことです。 | ||
流舞乱さん. | 2002/08/15 00:12:35 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:D坂の殺人事件 発言者:明智小五郎 切れ者の言にはハッ!とさせられます。 |
へヘン、どうだい。二十面相はどんなことがあったって、へこたれはしないぞ。敵が五と出せばこちらは十だ。十と出せば二十だ。ここにこんな用意がしてあろうとは、さすがの名探偵どのもごぞんじあるまいて。二十面相の字引には不可能のもじなしっていうわけさ。フフフ…。 | ||
青三さん. | 2002/08/07 17:40:07 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:少年探偵団 発言者:怪人二十面相 理由:どんなにピンチになってもへこたれず、このセリフを言った後にはまたまた変装をし、しかも低い口笛を吹きながらするという行動に、心をうたれたから。 |
ええそうよ。命がけだからこそ、すばらしく面白いのよ。安全にきまってる冒険なんて、しないほうがましだわ。 | ||
流舞乱さん. | 2002/07/29 01:23:10 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:盲獣 発言者:大内麗子 善玉も悪玉も皆、命がけだからこそ、乱歩の作品は面白い。人生においても、 冒険心は大切です。それが否定された世界など、不毛の砂漠に過ぎません。 |
二十面相!君は人殺しはしないはずだったね | ||
アルセーヌ★ルパンさん. | 2002/06/03 23:55:45 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名☆黄金の怪獣(超人ニコラ) 発言者☆名探偵明智小五郎 理 由☆そう明智探偵に言われて、少年を捕まえていた手をはなす二十面相。 やっぱり怪人二十面相は、ありきたりの悪役ではなく、最後の最後まで ヒーローの資格をもつ悪役だったと思ったから。 |
ドキドキ光る短剣 | ||
はやさかJさん. | 2002/05/27 16:16:43 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
「地獄風景」地の文 誘惑のきらめき |
どうしよう、どうしようなあ | ||
ゆめのさん. | 2002/05/04 14:00:20 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
「虫」 柾木愛造 なんかもうスゴイギリギリ!みたいな感じがよくでてて、ゆめのは、学校の図書館で初めてよんだ とき、「コレホントに、昔の人が書いた小説なのかな〜」って、ビックリしちゃいました。 |
ぼくも二十面相のことをいっているのさ。 | ||
冷蔵庫さん. | 2002/05/02 20:52:55 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名;怪人二十面相 発言者;明智小五郎 理 由;犯人なんか捕まえたら普通大騒ぎのはずなのに、さすが明智小五郎! いつもながらに冷静だな〜。 |
波越さん、あなたは『蜜柑の皮をむかないで中身を取り出す法』というのをご存じですか。高等数学の数式上では、それが可能なのです。 | ||
大江十二階さん. | 2002/04/19 00:14:09 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:魔術師 発言者:明智小五郎 |
いずれは警察や裁判所へ呼びだされて、恐ろしい人々に責めとわれるであろう。怖い顔をした刑事たちに、柱にしばりつけられ、コチョコチョ、コチョコチョと執拗にわきの下をくすぐられているあさましいわが身の姿が、幻のように浮かんでくる。ああ、もうだめだ。私は白状するにきまっている。 | ||
はやさかJさん. | 2002/04/15 03:39:46 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:黄金仮面 発言者:大鳥不二子 乱歩節炸裂。 |
私もそれを思わぬではないが | ||
アイナットさん. | 2002/02/13 23:30:49 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:人でなしの恋 発言者:門野 理由:この前後もだが、想像してみると恐ろしく滑稽である。ここの「それ」とは、「奥さん(京子)に済まぬ」、を指しているのだが、単純な意味を越えて済まな過ぎるシーンではないか(笑) |
奥様、奥様の方では少しも御存知のない所からこのようなぶしつけな御願いを申し上げます故御許し下さいませ | ||
人間椅子さん. | 2002/02/05 16:09:07 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
妖しさのみに |
僕はむろん戦争を呪っていた。しかし、戦争の驚異とでもいうようなものに、なにかしら惹きつけられていなかったとは言えない。サイレンが鳴り響いたり、ラジオがわめいたり、号外の鈴が町を飛んだりする物情騒然の中に、異常に人を惹きつけるものがあった。異常に心を昂揚するものがあった。 | ||
流舞乱さん. | 2001/11/10 12:27:16 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:防空壕 発言者:市川清一(語り手) 人間の感情というものは複雑で矛盾に満ちており、かつ、非常に危いものです。「戦争は嫌いだ」という人 の中にも、戦闘機や軍艦の模型を造るのが好きな兵器マニアや、好戦的な戦争映画を観るのが好きという人 たちがいます。しかし、戦争で殺し合いをさせられるのは名も無い市民たちであること、戦争の最大の犠牲 者は女性と子供であることを忘れてはなりません。 |
おれはかつてモロッコ人を三人、一時に殺したことがある | ||
黄光明さん. | 2001/11/09 20:55:57 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:黄金仮面 発言者:黄金仮面 理由:黄金仮面は盗みはやるも、殺人や傷害は好まないキャラクターなのに、部下の日本人を射殺した。それを明智探偵が非難したら、黄金仮面が上の台詞をフランス語でホザいた。そう、黄金仮面はフランスの怪盗だったのだ。そして、黄金仮面も他の白人同様、モロッコ人をはじめ有色人種やアジア人に対しての差別感情を露骨に表わしていた。尤も、ポプラ社の少年リライト版の「黄金仮面」では、新版のものは、この件が削除されていた。 |
「博物館の所蔵品は、予告の日には、必ずうばいとってお目にかけます。それから、日下部家の宝物・・・・ははは・・・・・、あれがかえせるものですか。なぜって、明智君、あの事件では、きみも共犯者だったじゃありませんか。」「共犯者?ああ、なるほどねえ。きみはなかなかしゃれがうまいねえ。ははは・・・・。」 | ||
黄光明さん. | 2001/11/08 22:30:05 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:怪人二十面相 発言者:怪人二十面相&明智小五郎 理由:外務省辻野氏に変装した怪人二十面相と名探偵明智小五郎とが、鉄道ホテルの喫茶店で交わした掛け合い。明智が共犯者という意味は、二十面相が、日下部氏の宝物を奪う手段として、明智探偵に変装して日下部家に堂々と入り込んで盗みを実行した事を意味する。だから共犯者だと。本当に上手いしゃれである。ドラマの世界なら本当に共犯者になってしまいますからね。 |
むずかしい謎だ。しかし謎というものは、必ず解ける時がくる。僕はその点はあまり心配していない。ただ速度の問題だ。何者かが、こういう不可能な手段を考え出した。そして、見事に実演してみせた。それを解けばいいのだ。『誰が』という謎よりも、先ず、『いかにして』という謎を解かなければならない。しかし、むずかしい。ほとんど物理的に不可能な問題だ。 | ||
黄光明さん. | 2001/11/05 22:15:36 [E-MAIL] [WEB-SITE] | |
作品名:三角館の恐怖 発言者:篠警部 理由:「三角館の恐怖」の最高の見せ場である密室のエレベーター殺人のトリックにぶちあたった時の名探偵の台詞。「謎は必ず解ける」と自信たっぷりに言いつつも、実際一見不可能事のような殺人方法を目の当たりにして、さすがの篠警部も唸って苦しんでいる様が上の台詞でひしひしと伝わって来る。 ただ、エレベーターと言えば、これは僕の経験から言えることなのだが、密室で満員のエレベーターの中で異臭が漂って来た時、すかしっ屁の張本人は誰なのかと言う謎を解く方がはるかに難しいし、実際ほとんど不可能だ。 |