江戸川乱歩コレクションＩ
乱歩打明け話（河出文庫）

編者：新保博久＋山前譲

収録エッセイ

『私の履歴書』『彼』『活字と僕と』『ふるさとの記』『父母のこと』『国家ごっこ』『涙香心酔』『恋と神様』『我が青春記』『乱歩打明け話』『魔窟退治』『ポオと通俗的興味』『先生に謝す』『若気のあやまち』『谷崎潤一郎とドフトエフスキー』『妻のこと』『僕の職業変遷史』『処女作「二銭銅貨」』『私のペンネーム』『三十歳の頃』『放浪記』『第二の下宿屋開業』『生きるとは妥協すること』『無産階級の家庭』『探偵小説流行の余波』『身辺多事の年』『『江戸川乱歩全集』』『下宿争議』『二回目の休筆宣言』『「緑館」を売却、芝区車町に移転』『張ホテルのこと』『十年ぶりの洋服』『池袋三丁目に移転』『蓄膿症を手術』『隠棲を決意す』『町会と翼壮』『庭園の変貌』『一人息子の入隊』『戦災記』『疎開、敗戦、探偵小説の復興』『”幻の女”について』『推理交友録』『大舞台』『六十の手習』『近況断片』『還暦所感』『お礼のことば』『京都旅行』『二日間』『池袋二十四年』『好人病』『「宝石」編集の一年』『ある日』『自宅増築記』『孫と私』『出版記念会のお礼』『コルセット』『異色作家を生む』

※乱歩生前のエッセイ集のうち、Y2K.M5現在、「幻影城」「続・幻影城」「探偵小説の謎」「海外探偵小説作家と作品」「わが夢と真実」は入手可能。
※※収録文庫の「講談」とは、講談社文庫全六十五巻（Y2K.M5現在、絶版・品切れ中）のこと。「筑摩」とは、乱歩随筆選のこと。

（註１）平凡社『江戸川乱歩全集』第一巻収録
（註２）『創作探偵小説選集』に発表時のタイトルは『無駄話』だった。
（註３）なぜか河出文庫では昭和３８年となっていたが、既にこの年には乱歩病状悪化しているし、何より『探偵小説四十年』刊行後なので、勝手に誤植と判断し、前後の事情から昭和２８年と判断した。ゆえに正しいかどうかは明らかではないので注意。