江戸川乱歩コレクションＩＶ
変身願望（河出文庫）

編者：新保博久＋山前譲

収録エッセイ

『変身願望』『非現実』『今一つの世界』『スリルの説』『魔術と探偵小説』『科学小説の鬼』『郷愁としてのグロテスク』『残虐への郷愁』『マッケンのこと』『田中早苗とマッケン』『少年ルヴェル』『人花』『怪談入門』『猫町』『透明の恐怖』『探偵趣味』『日本人の探偵趣味』『探偵小説と子供心』『私の探偵趣味』『探偵小説のトリック』『トリックを超越して』『トリックの重要性』『トリックについて』『顔のない死体』『意外な犯人』『密室トリック』『兇器としての氷』『珍らしい毒殺の話』『隠し方のトリック』『プロバビリティの犯罪』『暗号記法の分類』

付録　

『類別トリック集成　目次』

※乱歩生前のエッセイ集のうち、Y2K.M5現在、「幻影城」「続・幻影城」「探偵小説の謎」「海外探偵小説作家と作品」「わが夢と真実」は入手可能。
※※収録文庫の「講談」とは、講談社文庫全六十五巻（Y2K.M5現在、絶版・品切れ中）のこと。「筑摩」とは、乱歩随筆選のこと。

（註１）これに昭和２２年４月２０日に追記が書かれたものが、『随筆探偵小説』及び『探偵小説の謎』に収録されている。
（註２）『幻影城』の序文に『「怪談入門」追記』という昭和２６年５月の文章がある。そしてさらに再追記の文章が昭和３５年７月に書き加えられ、つまり完全版が『乱歩随筆』に所収されている。
（註３）この河出文庫版では、この初出雑誌及び『探偵小説の謎』の文章に附記が加わっている。
（註４）この文章の付記は『悪人志願』刊行（昭和４年６月）の際に追記された。つまりエッセイ集に収録の際はいずれも完全版である。