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(旧)真実究明掲示板の過去ログ4


mio
さんの疑問
池袋の乱歩の家を改造して、記念館が出来ると言うような事を最近テレビで見ました。

・すみません。質問が途中で途切れました。[mio]
・とても楽しみにしているので、今どのくらいまで進んでいるのか、いつ頃から見ることが出来るのか、ご存知の方は教えてもらえないでしょうか。[mio]
・確か今春の朝日新聞の東京版に、記念館建設の記事が出ていました。豊島区議会で可決したとかいう内容だったと記憶しています。竣工がいつになるかは忘れてしまいましたが。[松村武]
・追加です。中相作さんの「名張人外境」、「Rampo up to date」で確認させて戴きました。2000年2月10日付の新聞各紙です。公開は2001年以降みたいです。[松村武]
・非常に楽しみですね。ブームの火付け役になってくれると期待したいところですね[アイナット]


sachiko
さんの疑問
どうして、明智小五郎はあんなに(挿し絵や役者が)スマート(?こぎれい・・・のほうがいいのかな)なんでしょう。あんなにさわやかだという描写を読んだことないのですが。「心理試験」なんかはかなりひどい格好だったはずなのに。最近読んでなくてうろ覚えなのですが。

・文代さんの努力の結晶でしょうか。[sachiko]
・それは・・・挿し絵画家の皆さんが好青年明智の内面を映し出してるのです(ホントか!?)[アイナット ]
・もう、外見じゃないんですね。さすが名探偵。ただ、少年探偵団シリーズ、四十歳越えてませんでしたっけ?いつまでも心は若い・・・ということでしょうか、明智さんは。[sachiko]


S.フォード
さんの疑問
「押し絵・・」に出てくる「私」とは、乱歩自身のことを指すのでしょうか、それとも単に作品を読み進めていくための語り手としての人物なのでしょうか?

・僕は、単なる語り手だと思います。「私」なる人物に、乱歩の体臭が余り感じられないからです。例えば、「目羅博士」では、相手から「あなた、江戸川さんでしょう?」と言われているので決定的ですし、「湖畔亭事件」の「私」には、乱歩の性格や思考が滲み出ているように思えますが、「押絵・・・」には、それが無いですから。[松村武]
・私も、「押絵」の語り手が乱歩自身だと考えたことはありませんでした。[アイナット]


S・フォード
さんの疑問
「押し絵。。。」についての論文を読みたいのですが、どなたかそういうサイトとかご存じ無いですか?

・http://www.kobe-yamate.ac.jp/~tetsuro/oshie.html こんなの、ありますけど。[大江春泥]
・大江春泥さんお答えありがとうございます。でも実はこの方の論文はすでに読んでいるんです。他のをごそんじないですか?[S・フォード]
・感想文の類なら、いっぱいありますが、論文となるとなかなか見つからないですね。まあ、これでも見てお茶でも一杯……。そのうち、誰か他の人が見つけてくれるかも…     http://www.shokoku.ac.jp/~knakazaw/toshi.html     http://www.netfarm.ne.jp/~kamiyama/RTP/rtp2-1.htm#2[大江春泥]
・何度もカキコしていただき、本当にありがとうございます。お茶を飲みながらながめてみますね。(^−^)[S.フォード]


桜↓の続
さんの疑問
江戸川乱歩の『鏡地獄』の語り手の「私」は、彼の事を語ることによって、何を言いたかったのでしょうか?何度も読み返しては、みたものの、彼の状況しか浮かびません。何処に視点を置くと見えてくるのでしょうか?

・桜さんがおっしゃる”私”というのは、要するにKなる人物の事でしょうが、Kその人は、単に怪奇話を望む人々の前で、それらの好奇心を満たすためにレンズ狂の友人についての『面白い話』をしてるだけではないでしょうか?それ以外には特に何かの含味を見いだしえないのですが。[E・キング]
・この「鏡地獄」や「赤い部屋」のように、一種のクラブを設定し、そのうちの一人が奇談を語る小説作法は、フランスのガストン・ルルーの怪奇小説などに前例があり(江戸時代の百物語もその一種でしょう。本格推理では、クリスティ「火曜クラブ」やアシモフ「黒後家蜘蛛の会」などが良い例ですね)、怪談を語る上で効果を上げるテクニックの一つだったのでしょう。この形式を更に遡れば、ルネッサンス期の「デカメロン」などがあります。例えば、「鏡地獄」を、全くの三人称の文体で書いてみることを想像してみて下さい。非常に難しいでしょう。また、主人公自身の語りにするのも困難です。となれば、主人公が徐々に鏡に憑かれて狂ってゆく過程を描くには、友人である「私」を狂言回しに仕立てて、なるべく近い側面から、主観・客観織り交ぜて描写してゆく手法が最も効果的なのだと思います。要するに「私」は、この小説の効果を上げるための駒でしかないのです。[松村武]


アイナット
さんの疑問
『白髪鬼』に海賊の名前は、角川では“朱凌渓”となっていて、春陽では“朱凌谿”となっていました。おそらく桃源社全集以降の本では、異本の春陽を除いて、講談社全集、推理文庫なども含めて、“朱凌渓”だとは思いますが、講談社を持ってる方、一応確認をお願い出来ないでしょうか?それと桃源社全集以前の本(春陽除く)では、どちらの表記になってるんでしょうか?

・単に乱歩が戦後に簡略字化しただけのようにも思えますが・・・・・・。[アイナット]
・講談社全集(昭和44年)では「谿」になってました。印刷会社の違いですかねえ。他に「溪」という異体字もあるんですね。[大江春泥]
・E・キングさんがご教示してくださったところによると、講談社の江戸川乱歩推理文庫でも“朱凌谿”だったそうです。この乱歩文庫『白髪鬼』は初出から取ったとのこと。[アイナット]
・大江さん、ありがとうございます。と言うことは、S50年代講談社も“朱凌谿”ですね。となると、気になってくるのは乱歩校訂の桃源社の全集です。[アイナット]


玉村 妙子
さんの疑問
テレーズさん有難うございました。河内の風穴・・・の存在は知ってます。それも妖しいですねぇ。ちょっと調べたんですが、名張市、伊勢市、鳥羽市にも意外に洞窟があってそれが観光洞か自然洞かわかりませんけど、そのへんも探って見ます。T6に乱歩が放浪の旅に出たとき、伊豆とかも行っているのでその時どこかに行った可能性も考えられますね。

テレーズ
さんの疑問
探偵作家の水谷準、渡辺啓助両氏はまだご存命なんでしょうか?

・チャットでも言いましたが、Y2K、M4発売の『「探偵趣味」傑作選』の説明を読む限り、水谷準氏は健在かと思います。渡辺啓助氏については最近の材料がないので、私には全くわかりません。例の最近出た“国内ミステリー作家辞典”を見ればわかるかもしれませんね。[アイナット]
・>アイナットさん 新潮社からでたアレですね。すっかり忘れていたので感謝してます。調べてみたら、まだまだご健在でした(^^)。[テレーズ]
・一応、間接的にお役に立てたようで幸いです。[アイナット]


玉村 妙子
さんの疑問
乱歩作品で20弱の洞窟(自然洞・人工洞)が出てきますが随筆の中で鍾乳洞に行ったという事が一つも書いていないようです。特に疑問は屋根裏・・で屋根裏の内部が鍾乳洞のようと書いてありますが、まだ秋芳洞も観光化されていない頃ですし・・・。孤島・・・ではかなり鍾乳洞のシーンが出てきますよね。横穴だとか情報の少ない時代に書いたものだから、なおさら謎です。どなたか教えてください。

・滋賀県多賀町の河内風穴という鍾乳洞は大正11年(1922)には観光化していますが……乱歩がそこに行ったかはわかりません。[テレーズ]


江川蘭子
さんの疑問
私は、どうやら江川蘭子を、レビューガールの水木蘭子と勘違いしていたようです。 でも、江川蘭子って、「江川蘭子」以外にも、登場してましたよね???

・確か『黄金仮面』に登場してませんでしたっけ? あ、それは水木蘭子か・・・・? なんだか混乱してきました。ええ[ほろ酔い加減]
・『人間豹』に登場する「江川蘭子」がハンドルのモデルかと思ってましたが[アイナット]
・そうそう、アイナットさん、『人間豹』でした! 要は昭和5年の連作小説『江川蘭子』第一回に乱歩が自分の筆名をもじった“江川蘭子”を登場させ、その影響でエノケン一座のカジノ・フォリイに江川蘭子なる踊り子が登場し、松竹少女歌劇には江戸川蘭子を名乗る女優が現われたそうです。で、それを受けて(かどうかわかりませんが)、昭和9年の『人間豹』に“江川蘭子”が登場したということのようです。もっとも、浅草と松竹の蘭子さんたちがデビューしたのが『人間豹』の前だったかあとだったかはちょっとわかりません。ついでながら、昭和12年に「江戸川乱山(蘭山?)」というタイトルの時代劇映画が作られたそうです(鮎川哲也先生からも聞きましたし、資料にも載っていました)。怪談映画らしいですが、どういう発想でしょうね。あと、乱歩自身の作品でいうと『大暗室』に“花菱ラン子”が登場し、さらに鮎川先生の覆面ペンネームの一つ宇多川蘭子を経て、二階堂黎人氏の“二階堂蘭子”まで連綿と続いてゆくいったわけですね(ほんまか)。関係ないですが、鮎川先生の『りら荘事件』の中でも珍名さんの筆頭といえば“尼リリス”ですが、どうもこの名前は戦前の芸能界に実在したらしいです。[芦辺 拓]
・昭和50年頃の狩久という作家さんの『虎よ、虎よ、爛爛とーー101番目の密室』という長篇には江川蘭子という探偵作家が登場するそうですね・・・・・・ [テレーズ]
・毎度、興味深い情報を披露してくださいまして、ありがとうございます。あの喜劇王(殺人喜劇王ではないですよ・・・)エノケンまでもが乱歩の影響を受けていたとは驚きの一言です。やはり「エロ・グロ・ナンセンス」と乱歩には繋がりがあったんですね。さらに『人間豹』の江川蘭子より先発してるところが凄いです。あと確かに「宇多川蘭子」、「二階堂蘭子」には少々気になっていましたが、やはり江川蘭子の系統でしたか〜(^^)[アイナット]
・尼リリスも星影龍三に続いて戦前の人というわけですね。尼リリスの正体?も気になるところです。[アイナット]
・(江川)蘭子は永遠に語り継がれそうですね(^^)テレーズさんのその作品も気になるところです。[アイナット]
・なななんと、テレーズさんご指摘の狩久氏「虎よ、虎よ、爛爛と――101番目の密室」(「幻影城」76年3月号)は、この夏、原書房から刊行される二階堂黎人氏編の密室アンソロジーに収録予定なのです(同氏のHP参照のこと)。これも蘭子つながり?[芦辺 拓]
・なるほど。 たくさんの興味深い回答をありがとうございます。 江川蘭子は奥が深いのですね・・・・・[江川蘭子]
・二階堂さんのWEBサイトで目次を見ると、『密室殺人大百科』内容の幅から見てもの凄く豪華みたいです。これは購買意欲が・・・・・・。また景気回復に貢献を・・・[アイナット]
・江川 蘭子といえば佐藤ハチロー氏の奥さんですよね・・・たしか。[玉村 妙子]
・水木 蘭子は盲獣でしたよね。[玉村 妙子]
・そうですね、盲獣です[アイナット]
・佐藤ハチローは佐藤紅緑の息子ですよね。ちなみに佐藤愛子は紅緑の娘です。ええ[ほろ酔い加減]


柾木愛造
さんの疑問
 すみません。下の投稿は入力ミスです。お聞きしたいのは、1980年の時点でドイルの遺族が公開を拒んでいた、ワトスンが主役の戯曲 "The Angels of Darkness" は今も未公開のままかどうかということです。どなたか御存じの方がおられましたらよろしく。

・とりあえず入力ミスは削除しましたが、本題の方は私のレヴェルではわかりませんです。[アイナット]
・私も知りません。私はレヴェル以前に、ドイルについてはさっぱりです。ええ[ほろ酔い加減]


アイナット
さんの疑問
講談社文庫版「怪人二十面相/少年探偵団」を読んで奇妙に思ったんですが、なぜ戦前の作品なのに「市民(府民)云々」ではなく、「都民云々」の記述なんでしょうか?これはやはり戦後に修正を加えた版が下敷きなのでしょうか?

・いえ、ちょっと奇異に感じたものですから。[アイナット]
・う〜ん。わからないけど”帝都”だからでしょうか?[テレーズ]
・アイナットさんのおっしゃる版を持っていないので、どこの個所かわからないのですが、現行版で「某国」が「満州国」になっているなど初出に近いと思われる《少年倶楽部文庫》(1975)の『怪人二十面相』『少年探偵団』を見ると、前者の“少年探偵団”の章に「六百万人の市民は、わがことのようにくやしがり」、後者の“黄金の塔”の章に「新聞によって、これを知った東京市民は」というくだりがあります。ここのことでしょうか。なお「東京都」の成立は(ご存じとは思いますが)戦後ではなく昭和18年で、だからまぎれもなく戦時体制下の産物といえるものでした。だからといって、戦前に「都」という表現がなかったわけではなく、たとえば『大暗室』には「都下六大新聞」との表現がありますが、これはたぶん戦後に書き換えられたものではないと思います。今のところはこういったところです。[芦辺 拓]
・ご教示ありがとうございます。それで調べてみたのですが、『怪人二十面相』の“少年探偵団”の章、なんと「一千万人の都民は、わがことのようにくやしがり」となっており、『少年探偵団』の“黄金の塔”の章では「新聞によって、これを知った東京都民は」となっていました。しかもよく見ると『少年探偵団』の同章に大鳥時計店の所在地が出てきますが、「中央区」になっていました。やはりこの1987年講談社文庫版は変更されているみたいです。ちょっと残念でした[アイナット]
・あと、春陽文庫と角川文庫の『大暗室』で見たら、両者とも「都下六大新聞」となっていますね。まぁ、そう言えばテレーズさんの言うとおり「帝都」ですし、首都ですから不思議でも何でもないんですね。あと、それから講談社文庫版で『怪人二十面相』で明智の登場するあたりに「某国からの招き〜」云々の記述がありました。[アイナット]
・アイナットさんがおっしゃる講談社文庫版とは《江戸川乱歩推理文庫》のことでしょうが、このシリーズに収められた少年物は、挿絵など初出のものを復刻しているので、てっきり元版に忠実なのかと思ったら、どうもポプラ社版の本文を流用しているらしいのですよ。ポプラ社版は事件の前後関係にかかわる記述に、同社での刊行順序に合わせた改竄(?)らしいものがあるそうで、どうもその点をチェックせずに機械的に文庫化したらしいのです。江戸川乱歩推理文庫の評判が意外に悪く、乱歩生誕100年の機会とかにも復刊の声が盛り上がらなかったのは、こうした杜撰さがほかにも散見されるためのようです。[芦辺 拓]
・あ、それと《少年倶楽部文庫》版の『少年探偵団』では大鳥時計店は「京橋区の一角に高いとけい塔を持つ、東京でも一、二を争う老舗です」となっていました。[芦辺 拓]
・またもやレスありがとうございます。江戸川乱歩推理文庫にそのような欠陥があったとは、つゆ知りませんでした。これで乱歩少年物やエッセイなどを頑張ってそのうち補完しようとしていただけに少々ショックです。それと講談社の江戸川乱歩推理文庫の大鳥時計店の位置は「中央区の一角に高い時計塔をもつ、東京でも一−二をあらそう老舗です」となってまして、区名以外でも微妙に違うようです。[アイナット]
・少年倶楽部文庫を探すしか道がないなんて、今20世紀末は乱歩好き泣かせです。[アイナット]
・ちょっと整理しておきますと、現行の乱歩テキストは桃源社版全集を出すときに彼自身が大人ものの全作品を徹底的に校訂したものが基になっている(春陽文庫に入っている一部作品のように異本もありますが)のに対し、少年物はそのような過程を経ておらず、彼以外の人間によって書き換えがなされてしまった。この二つは区別しておく必要があるでしょう。[芦辺 拓]
・勉強になります。ええ、ええ[ほろ酔い加減]
・結局、講談社の江戸川乱歩推理文庫と言えども、乱歩による最終校訂として信用できるのは青年ものとエッセイ集だけで、少年物については誰か第三者の校訂したテキストを使ってるということですね。と言うことは少年物については乱歩が校訂作業をしてない以上、次回の講談社なり光文社の文庫化計画とかの時はぜひ明白な書き間違いとか以外は「初出」に忠実に再現してもらいたいものですね。[アイナット]
・またまた付言しておきますと、近年ポプラ社で乱歩の少年探偵シリーズのリニューアルが行なわれましたよね。大人もののリライトを外し、装丁・挿絵を藤田新策さんのものに変え、現在店頭に出ている分です。あれはこの際だというので発表順に配列をやり直し、初出に従って校訂もきちんとしたのだそうですが(現物を持ってないので、地名や「都民」がどうなっているかは不明)、差別的表現などについては大胆に手を入れたようです。つまり、またまた別のバージョンができてしまったわけで、もうお手あげですね。[芦辺 拓]
・それを聞きますと本当にお手上げですね。しかし中途半端なリューアルをするポプラ社にはもう期待はできそうにないですね。そしてそれを底本にするような他の出版社が現れないのを祈るばかりです[アイナット]
・またまたですが……児童文学出版社が外部からの表現の可否や訳文の正確さの指摘に神経質になっていることは驚くべきもので、その点同情の余地はあります。乱歩シリーズのリニューアルにあたってはテキストの校訂と表現の改変の二点セットが必要だったということです。とにかく、かなり大変な世界なようですね。[芦辺 拓]
・読者対象が児童だから仕方がないと言えばそうなんでしょうね。それならば、最近流行っている?グリム童話の大人版(初出に近い版)のように、乱歩などの少年物もそれで出して欲しいというのは贅沢ですかね〜。[アイナット]
・そうですか。ついにポプラ社の少年探偵団ものにも、手入れが入ってしまったのですね。唯一の正しい少年少女向け読み物であったのに…。悲しいですね。まあ、ポプラ社も利益を得るためには、仕方ないんですね。利益のために、少年少女の豊かな創造力を犠牲にしてしまうんですね。筒井康隆さん、ご覧になってますかあ。さぞお嘆きのことでしょうね。ああ、嫌な渡世だなあ…[大江春泥]


S.フォード
さんの疑問
「押絵...」の列車は列席なのか、ボックス席なのか?

・私はボックス席を思い浮かべていたのですが・・・・ええ[ほろ酔い加減]
・私も描写的に考えて、ボックス席だと思います。それにアレに長距離列車と思いますし、昔の列車はボックスを思い浮かべてしまいます。私の予想では二等客車だとおもうのですが、二等車に列席はあったんでしょうか?[アイナット]
・ボックスです。[Patty]
・僕もボックスだと思います。・・・私事ながら、十数年前の学生時代、北陸線の夜行電車(寝台ではない)に乗った時、この作品を思い出しました。[松村武]
・ボックス席というお返事が圧倒的なんですけど、どなたかこの時代の列車の時刻とか調べる方法をご存知内でしょうか?ちなみに「ボックスです」と断言していますが、何か資料のようなものがあるのでしたら、是非教えてください。[S.フォード]
・島田荘司の『奇想、点を動かす』では、昭和三十年代のですが、吉敷刑事は交通博物館から時刻表を工面してもらってましたが、現実の状態は知りません(汗)。それと二等車と記述がはっきりありましたね。ということは、二等車=グリーン車ということで、まぁ、やはりボックスでしょうね。さらに「私は彼と向き合ったクッションへ」「私が彼の顔をのぞき込む」と言う記述もあります。この点から考えて、列席ではありえず、ボックスなのは間違いないと確信できるはずです。[アイナット]
・アイナットさんお答えありがとうございます。しかし、「向き合ったクッションへ」「私が彼の顔をのぞき込む」という状態は、列席でも十分あり得ることだと思うのですが?いかがでしょう。[S・フォード]