探偵小説の「謎」（現代教養文庫／社会思想研究会）

昭和三十一年六月

※写真は新版とその帯である。

収録エッセイ

『序』『奇矯な着想』『意外な犯人』『兇器としての氷』『異様な兇器』『密室トリック』『隠し方のトリック』『プロバビリティーの犯罪』『顔のない死体』『変身願望』『異様な犯罪動機』『探偵小説に現われた犯罪心理』『暗号記法の分類』『魔術と探偵小説』『明治の指紋小説』『原始法医学書と探偵小説』『スリルの説』

その他

『「類別トリック集成」目次』
『江戸川乱歩随筆評論集目録』

※乱歩生前のエッセイ集のうち、Y2K.M5現在、「幻影城」「続・幻影城」「探偵小説の謎」「海外探偵小説作家と作品」「わが夢と真実」は入手可能。
※※収録文庫の「河出」とは、河出文庫の江戸川乱歩コレクションのこと。なお、収録の場合は巻数を示す。あと、「筑摩」とは、乱歩随筆選のこと
※※※なお、この生前乱歩エッセイ集収録作品は講談社文庫全六十五巻（Y2K.M5現在、絶版・品切れ中）に収録済み。

（註１）この初出雑誌の文章に附記が加わっている。
（註２）「宝石」昭和２５年８月～１１月号連載の随筆より抜粋。
（註３）「宝石」昭和２８年９月・１０月号「類別トリック集成」の一部。
（註４）この初出雑誌の文章に、昭和２２年４月２０日の追記が加わっている。
（註５）この初出雑誌の文章に、【注】の文が加わっている。

探偵小説の謎（社会思想研究会）収録随筆評論名	発表雑誌初出掲載紙	初出発表年	収録されているその他の乱歩生前のエッセイ集	収録文庫
探偵小説の謎（社会思想研究会）収録随筆評論名	発表雑誌初出掲載紙	初出発表年	収録されているその他の乱歩生前のエッセイ集	河出	筑摩
序	書き下し	昭和３１年	無し	×	×
奇矯な着想	オール読物	昭和２９年	無し	×	×
意外な犯人	「週刊朝日」推理小説特集号（註１）	昭和３０年	無し	（IV）	×
兇器としての氷	犯罪学雑誌	昭和２７年	『続・幻影城』『乱歩随筆』	（IV）	×
異様な兇器	読切小説集	昭和２８年	無し	×	×
密室トリック	書き下し	昭和３１年	無し	（IV）	×
隠し方のトリック	探偵倶楽部	昭和２８年	『続・幻影城』	（IV）	○
プロバビリティーの犯罪	犯罪学雑誌	昭和２９年	『乱歩随筆』	（IV）	×
顔のない死体	探偵倶楽部	昭和２７年	『続・幻影城』	（IV）	○
変身願望	探偵倶楽部	昭和２８年	『続・幻影城』	（IV）	○
異様な犯罪動機	宝石（註２）	昭和２５年	『乱歩随筆』	×	×
探偵小説に現われた犯罪心理	文化人の科学	昭和２２年	『随筆探偵小説』『乱歩随筆』	×	×
暗号記法の種類	宝石（註３）	昭和２８年	『続・幻影城』	×	×
魔術と探偵小説	新青年（註４）	昭和２１年	『随筆探偵小説』	（IV）	×
明治の指紋小説	宝石	昭和２５年	『続・幻影城』『乱歩随筆』	（ＩＩＩ）	×
原始法医学書と探偵小説	自警	昭和２６年	『続・幻影城』『乱歩随筆』	（ＩＩＩ）	×
スリルの説	ぷろふいる（註５）	昭和１０年	『鬼の言葉』『乱歩随筆』	（IV）	○
収録随筆評論名	発表雑誌初出掲載紙	発表年代	収録されているその他の乱歩生前のエッセイ集	河出	筑摩
収録随筆評論名	発表雑誌初出掲載紙	発表年代	収録されているその他の乱歩生前のエッセイ集	収録文庫